前回に引き続き、ゲストはイラストレーターの森久かかとさん!
今回は絵描きにとって重要なSNSの活用ポイントと、Youtubeのコンセプト等について聞いてみました!
さらに、後半ではイラストレーターの魅力的な作業環境も紹介しています!
是非、最後までお楽しみください。
森久かかとさんのプロフィール
森久かかと
イラストレーター/Youtuber
イラストレーターが考えるSNSの活用ポイント
イラスト垢の運用はどのようにしたら良いのでしょうか?
もし、「伸ばしたい!」と考えるなら、各プラットフォームには独自の特性がありますので、自身の活動内容に適した場所を選ぶことが重要です。
それぞれのプラットフォームには好まれるコンテンツやユーザー層も異なると考えています。
コンテンツの受け取り方も異なるため、自分の目的や、やりたいことを軸に選択することが大切だと感じています。
たとえば、イラストを投稿する場合でも、画像が重視されるInstagram、文章表現が可能なTwitter、有料コンテンツやグッズ販売に適したpixiv(FANBOX 、BOOTH)などがあります。
さらに、情報をより密に伝えることができるYouTubeなども選択肢に入るかもしれません。
ただ、自分の時間のリソースは限られていますから、やみくもに複数のプラットフォームを活用するのではなく、絞ることも必要だと思います。
絵描きのYoutube活用術
森久さんはYouTubeで情報発信をしていますが、
絵描きがYoutubeを活用するメリットについて教えていただけますか?
YouTubeは、Twitterや他のSNSとは異なり、動画という形式で表現できるため、自身の魅力を最大限に引き出すことができる点が強みの一つだと思います。
Twitterや他のSNSでも動画を投稿できますが、それは短いコンテンツに限られると考えています。
しかし、YouTubeでは長時間の動画を投稿できることが最大のポイントであり、その点を生かして魅力的なコンテンツを作ると、視聴者にとっても有益な動画になりますし、愛着が湧きやすいと思います。
YouTubeで見て、この人面白いなと感じたら、フォロワーの定着率も高くなりそうですね。
なんか、フォロー整理の際に「この人誰だっけ?」となることがなくなりそう笑
よりコアなファンが生まれやすいということですね。
確かに、その通りです。
初めは浅いファンかもしれませんが、その中からよりコアなファンが生まれやすいのがYouTubeのメリットだと思います。
ただ、知名度を上げやすいかっていう話になると、必ずしもそこは簡単じゃないと思うんですけど笑
そうですね笑
森久さんはYouTubeを始めてから何年ぐらいですか?
YouTubeを開設してからは1年か2年ぐらいです。
今は、頻繁には投稿していませんが、、
それでも一人でやられているのはすごいですね。
YouTubeを始めた理由はありますか?
元々動画編集が好きで、自分の撮った動画をみんなとと共有したいという気持ちと、他の人があまりやっていないジャンルの動画に挑戦してみたいという思いから始めました。
私も森久さんの動画見てます!
特に好きなのは作業環境系の動画で、物欲ゼロの人の動画は個人的にはお気に入りです笑
YouTubeの運用方法やコンテンツ制作のポイント
様々な視点で、絵描きの考え方を知ることができるチャンネルにしたい
動画のコンセプトはどのように考えているのでしょうか?
Youtubeを始めた当初は、他にも絵描きのチャンネルはいっぱいありました。
でも、見ていて感じたのは、「主観性」が強い、と言う印象でした。
主観性は重要な要素だと思いますが、一方で他の視点を提供する場がないなと感じました。なので、自分がやってみようと思ったんです。
自分の場合は、毎回絵描きのゲストを招いて、様々な視点で考え方を知ることができるチャンネルにしたいというイメージがありました。
また、絵ラジオでは、作業感覚や作業中の雑談の感覚で楽しめるような、画面を見なくても理解できるような動画を作ることを心がけています。
〜作業環境の紹介〜
ペイントソフト、ブラシ
主にクリップスタジオを使用しています。
たまにフォトショップも使いますが、最近はほとんど使用していません。
ブラシについては、自作などはしていなくて、クリスタの無料で使えるブラシを使用しています。
どれくらいの種類のブラシを使っているんですか?
一つの絵で、およそ10〜15個程度のブラシを使ってます。
・主に使用しているブラシ
液タブ
液タブはHUIONのKamvas Pro16を使っています。
この液タブにしようと思った理由はなんですか?
安いからです笑
でも、それは良いことだと思っています。
当時、お金がない自分でも液タブを買えた、と言うことですから。
もう4年間も使っています。
4年!すごいですね。
価格が安いだけでなく長期間使えて、仕事にも問題なく使えるのは、かなりコスパが良さそうですね。
作業机
作業机が、FLEXISPOTの電動式昇降デスクを使っています。
おっ!私も使っています。
やっぱりイラストレーターにもおすすめですか?
そうですね。
立って描かなかったとしても、椅子の高さと机の高さは非常に重要です。
だから、電動昇降デスクは一番最適な高さに調整できる点で大事だと思います。
作業時に適切な高さを保つことができるので、
快適な作業環境を作る上で欠かせない要素だとも思います。
それに、立って描くことは気分転換にもなったりします。
確かに。
漫画家やイラストレーターの場合は長時間座りっぱなしで作業することが多いですから、腰の負担が問題になりますよね。
私も電動昇降デスクを使っていて、30分座って15分立つというサイクルで作業しています。
腰への負担が大幅に減りましたし、作業効率も上がった気がします!笑
椅子
椅子はエルゴヒューマン プロ オットマンを使っています。
絵描きがよく使うと言われているアーロンチェアも検討しましたが、私の作業スタイルでは後傾姿勢で絵を描くため、エルゴヒューマンの方が合っていると感じました。
価格帯としては、当時は約13万〜14万円ほどでした。
たっっっっか〜!
そうですね笑
でも長時間座っていると、腰の負担が大きくなり、描くことができなくなる可能性があるので、椅子にはこだわった方がいいと思います!
いろんな絵描きの作業環境を見てみる
〜最後に〜
創作活動をしていて楽しいと感じる瞬間
自分が心から素晴らしいと感じる作品が生まれたときは、本当に楽しくて、やっていてよかったと思います。
達成感もありますし、本当に嬉しい気持ちになりますね。
逆に、つらいときはありますか?
つらいときは、完全に締め切りに追われているときですね笑
忙しいこと自体は好きな方なんですけど、作品が完成しないというか、間に合わないというのが怖いですね……。
やっぱり締め切りが辛いと言う方は多いですよね笑
今後の作品制作についての展望
今後、どのような作品を制作したいと考えていますか?
他の人に影響を与えられるような作品を作りたいと思っています。
YouTubeやイラストでも、そういった作品を制作したいですね。
それは昔からの夢です。
ファンへのメッセージ
まず、ファンの皆さんには感謝の気持ちを伝えたいです。
そして、ファンに限らず、一度でも僕の作品を見てくれた方々は、とても大切な存在だと思っています。
どんな感情であれ、自分の作品に対して何らかの感想や反応を持ってもらえることは、自分にとって大きな意味を感じています。
それが学びや原動力になると思うので、ぜひ思った感想を伝えていただけると嬉しいです!
森久さん、インタビューにご参加いただき、誠にありがとうございました!
私が今回特に印象に残ったのは、YouTubeのコンセプトです!
「絵描きの考え方をいろんな視点で発信する」
ーー絵を描く人にとっては、非常に価値のある情報が詰まったYoutubeになっていると思います!
森久さんのYouTubeチャンネル「イラスト井戸端会議」では、絵を描く上での悩みを解決したり、他のイラストレーターの作業環境を紹介しています。
絵を描く方にとって役立つ情報が満載のチャンネルになっていますので、是非チェックしてみてください!
Twitterをフォロー!
(取材・編集:畑山)(アイキャッチ制作:松本悠那)
※当サイトで掲載した画像は、著作権法に基づきクリエイターから許可を得たものです。 画像の著作権はクリエイターに帰属しております。