あなたは、このアカウントをご存じだろうか…
ネットユーザーならば誰もが目にすることがあるネタから、ニッチなものまで、
ありとあらゆるジャンルのネットミームが、女の子に置き換わっているというものだ。
いったいなぜ、このアカウントができたのか。
そこで、我々はこのアカウントを作成された方に取材し、その背後にある動機を探ることに成功した。
今回の記事では、またんごむ氏のパロ垢について詳しく紹介すると同時に、彼の人生や作業環境にも焦点を当てていきます!
またんごむさんのプロフィール
よろしくね!
またんごむ
イラストレーター
パロディアカウントを始めたきっかけ
パロディアカウントを始めたきっかけを教えてください!
もともと絵日記アカウントをやっていて、
そのアカウントでウケる内容が負のエンタメに偏っていると感じるようになりました。
自分自身が怒られてるっていうよりは、日記の中の登場人物に怒ってる人が多くて、それが結果的に延びちゃって笑
それも嬉しかったのですが、
自分自身の負のエンタメよりも、もうちょっと楽しい感じの内容にしたいと思うようになって、楽しいコンテンツを提供するために、パロディアカウントを始めてみることにしました。
もちろん、絵日記は更新をやめたわけではないんですけど、仕事を辞めたこともあり、エピソード数は減ってしまいましたね。
確かに、またんごむさんの絵日記に登場するキャラクターは、
結構個性的な人が多いですよね(笑)
いつも思い出しているわけではありませんが、
昔、こういうネットミームがあったことを思い出して、自分自身それが結構好きだったので、
同じ気持ちの人がいるかもしれないと思って始めました。
それが見事に当たって、今では7万人のフォロワーがいる面白いアカウントになりましたね!
それでパロディネタを投稿しているうちに、
見てくれている人たちが、自然な流れで元ネタの画像をリプライに貼ってくれるようになりました。
やっぱり自分で元ネタの解説をするのは恥ずかしいものがあるので、大変助かっています。
そんな気持ちから生まれたパロディアカウント
パロディアカウントの中で
一番思い入れの深いものとかありますか?
うーん、なんだろ、
アイロボットですかね。
最初の方に、「アイロボット」という映画のパロディをやった時に外国の方からの反応がとても良かったのを覚えています。
テキストの無い画像だと、言葉の壁がないという事がわかりました。
良く言えばハイコンテクストという感じでしょうか…。
ネタ探しはどうしていますか?
まず、自分が過去に楽しんだものや、友人との会話で思い出したネタを使ったりしていますね。
あとは、2ちゃんねるに掲載された有名な画像を掘り出して使うこともあります。
また、Twitterで流行っているネットミームを参考にすることもあります。
ただ、時にはネットに乗っていない古いネタを探すのが難しい場合もあるので、備忘録でメモしていたネタを引っ張ってくることもあります。
最近面白いと思ったネタはありますか?
最近は、ニッチな需要を満たすフリー画像素材が好きですね。
例えば、看護師とか、マッチョだけのものとか笑
元ネタを特定する人が早すぎる!
すごいことに、数分で元ネタの画像が特定されてしまうことがありますね笑
たまには、誰も気づかないような細かい部分を描いた物を投稿して、皆さんを驚かせたいです笑
またんごむちゃんが生まれたきっかけ
きっかけは、仲良くさせてもらっているイラストレーターの方が、
診断メーカーに僕の名前を入れて、そこから出てきた特徴で、そのキャラクターを描いてくれたことでした。
最初は絵日記のアバターとして使っていたんですが、またんごむちゃんが描きやすいというのもあって、だんだん定着していきました。
またんごむさんの作業環境
作業環境を教えてください!
あー…。
作業環境については、結構劣悪と言っていいかもしれないです笑
おお!ぜひぜひ笑
基本的に、ティッシュの箱でノートパソコンの高さを調節して、
あぐらをかいて、絵を描いています!
え!すごいですね!
でも…、
ちょっと1回、「じ」なってしまったので、そろそろ、
ちゃんとしたイスを買おうかなって思ってます……。
…∑(OωO; )ファッ!?
あ、でももう大丈夫ですよ!
ちゃんとそれ用のお尻のクッションを買ったので!
な、なるほどぉ…(?)
ペンタブや、ソフトは何を使っていますか?
ペンタブはWacom Intuos Smallを使っています。
ソフトはクリップスタジオです。
パソコンは東芝のダイナブックです!
使っているブラシ
クリスタの素材である鉛筆Rをちょっとイジったものを使っています。
塗りは、ベタ塗りの後、やわ肌ブラシなどを使って描いています。
実際に使用しているブラシは10種類以下で、
ほんとに少ない時は3種類だったり笑
僕の絵柄は線画が太く、情報量が多くないタイプなので、
それでブラシの数が少ないというのもありますね。
鉛筆R
やわ肌ブラシ
絵描き歴
絵を描き始めてからどのぐらいですか?
落書きのような形で絵を描くことは保育園の頃から行っていたので、実は20年以上になるかもしれません。
だけど、本格的にデジタルで絵を描き始めたのは、Twitterを始めた2017年ぐらいからで、
約6年になりますかね。
しかも当時はお絵描き用のアカウントではなく、友達とのやり取り用のアカウントだったんです笑
創作活動で嬉しい時、楽しいこと、辛いこと
創作活動をしていて、特に嬉しい瞬間はどのような時ですか?
受け入れてもらえそうにない作品が、意外と好意的な評価を受けるときが一番嬉しいですね。
僕の作品はダンゴムシをモチーフにしているものが多いので、万人受けするかというと、そうでもないと思います。
たまに作品にグロめな要素を取り入れることもありますが、それでもある程度かわいらしさを残すよう心がけています。
なので、そういった作品にも関わらず、いいねって言ってもたえたり、コメントをもらえると、本当に嬉しいです。
創作活動をしていて、楽しいと感じる時はありますか?
新しい「だんごむし」やグッズのアイデアを考えているときが、とても楽しいですね。
これは無理だなっていうアイデアも出てきますが、それでも考えること自体が楽しいです笑
例えば、食べ物系のだんごむしを一個作ったら、あれもできるな、とか。
一つのアイデアを思いついたら、それに連想していくことも面白いなと感じています。
私も、新作の「だんごむし」を見るのが結構好きです。
最近出たので言うと、「ばいきんむし」が面白いですね笑
ありがとうございます!
創作活動をしていて、辛い時などはありますか?
締切や、スケジュール管理が上手くいかない時は、辛く感じますね。
例えば、新しい作品を作ろうとして進まなかったり、更新頻度を守れなかったり。
僕自身、スケジュール管理があまり得意ではないので……。
FAX BOXの更新に関しては、毎週更新することを心がけているのですが、
長引いてしまったりすると、読者の方々に申し訳なく思います。
まあ、体調とかもありますからね……。
健康大事!
絵日記を見ていると、虚弱なイメージがあるのですが…
あー、不摂生な生活をしているっていうのもあるんですけど、
子供の頃と比べるとだいぶマシになりましたね。
なんか、大きな病気というわけではないのですが、しょっちゅう学校を休んでいるクラスメイトがいたりするじゃないですか。
はいはい、なんかクラスに一人はいますよねー。そういう子。
僕、それでしたねw
えぇっ!!?
それはかなり虚弱ですね…
そうですねぇ。
結構、後になって分かったんですけど、実家に和室があって、どうやら「い草アレルギー」っぽかったみたいで笑
そのアレルギーに誰も気づかなかったんです笑
今はもう、実家を出たので、大丈夫なんですけど、
昔は免疫がボロボロになってたから、どうりで体調を崩すわけだ、みたいな。
ははは…笑
※い草とは畳などに使われる植物のこと
会社員時代の激ヤバエピソード
絵日記を見ていると、
会社員時代とかすごく大変そうに見えるのですが、笑
そうですねー。
でも他の人の会社の話を聞くと、
僕のエピソードはあんまりレアではないように思っていて、、、
え、、多分そんなことないですよ……。
ちなみに、新入社員時代で一番辛かった事とかありますか?
絵日記の最初の方に描いたんですけど、
休日に先輩から電話がかかってきて、
「何かミスしちゃったかな……」って思って先輩の家に行ったら、
「コレ、TSU●AYAに返してきて」って言われて、パシリに使われたのが衝撃的でしたね笑
普段からそういう人というわけではないですが、
お酒を飲んで気が大きくなってたのかもしれないですね笑
ひどいwwwwww
おすすめの食材!ガツガツ‼︎
唐突ですが、おすすめの食材とかありますか?
あー、なんだろ。
業○スーパーの冷凍野菜は便利ですね。
僕はブロッコリーや、ごぼうにんじんミックスなどをよく買って、味噌汁やカレーなどに入れて食べてます。
以前は、業○スーパーで徳用のものだけ買って、それだけを食べるようにしていたこともありましたね…。
食べるのに苦労した時代があったんですね( ; ; )
ただ今は、幸いにも皆様のおかげで、食費に余裕ができたので、我慢したりすることは減りました!本当にありがたいです。
今後やりたいこと
今後やりたいこととしては…
資金不足のため、実現できなかったことがいくつかあるのですが、
「だんごむしピンバッジ」を作りたいですね。
最終的には、ランダム要素を取り入れたカプセルトイのようなものにしたいと思っています!
他にも、またんごむちゃんのグッズでまだ出せていない物もあるので、
それらの製作に必要な資金を、しっかり貯めていきたいと考えています!
おお〜!
実現したら買いに行きたいです!
「負のエンタメから楽しいコンテンツにしたい!」そんな気持ちから生まれたパロディアカウント。
この記事では、「またんごむちゃん」の誕生秘話や、SNS上での人気の理由について紹介しました。
また、またんごむ氏の好物についても明らかになり、読者の方々には様々な学びがあったかもしれません。
さらに、またんごむさんのグッズや、パロディの答え合わせも楽しめるFANBOXもあるので、興味がある方はぜひチェックしてみてください!
絵日記もチェック!
普段の生活では、なかなか見られないエピソードがたくさん詰まっています。
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(取材・編集:畑山)(アイキャッチ制作:松本悠那)
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